小説「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」(文庫本)

587 (税込)

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著者  鈴井 貴之
出版社 幻冬舎

2002年・2003年にHTB「ドラバラ鈴井の巣」の中で放送された『雅楽戦隊ホワイトストーンズ』の登場人物名などが一部残っていますが、全く別の新しい物語ですのでご了承ください。

-鈴井貴之からのメッセージ-
1995年、新居を構えた僕に住民調査で訪れた警察官は言いました。
「このマンションの裏手は札幌市内で一番軽犯罪の多い地域なので気をつけてください」

まだ立つ事も出来ない子供を抱え、長きに渡る住宅ローンを組んで手に入れた新居の治安が悪い!!その失望感たるや何とも言えない気持ちになったのを覚えています。
その時、持ち前の切り返しで考え出したのがホワイトストーンズです。治安が悪いのならば、自分の手で家族を守ろうと。世界の平和は守れないけれど、自分の住む地域ぐらいは自分の手で守ろうと思ったのです。こうして地域限定ヒーローが生まれました。ある意味、僕たちが北海道にいながら活動しているのは、このホワイトストーンズと共通しているようにも思えます。
テレビ番組にもDVD化もされたホワイトストーンズですが、小説版は新しい物語です。テレビのように変身はしません。生身の人間として、嫌々ながら戦うヒーローです。バカバカしい話の奥にある哀しい運命を感じてもらえたら嬉しく思います。

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