水曜どうでしょう第33弾「四国R-14」DVD

4,378 (税込)

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今から22年前、「水曜どうでしょう」が、チームナックスとドラマを作っていたことを知る人が現在どれくらいいるだろう。ドラマのタイトルは「四国R-14」。主演は大泉洋。制作されたのは西暦2000年夏のこと。大泉洋もナックスのメンバーも、まだ若く、暇な時間ばかりがたっぷりあった時代。監督を務めた藤村忠寿は西暦2022年の今、22年前の作品を見返してこう語る。「もちろん今のぼくらの目で彼らの演技を見れば、みんな、芝居は上手くはない。でも、なんだろう、当時の画面から熱量を感じるんだよ。あのドラマは、あの作品に関わった人間たちの熱量だけで出来上がったドラマなんだよ」と。
ドラマ制作の発端はこうだ。春まだ浅い西暦2000年。放送開始からようやく4年を経たばかりの水曜どうでしょうは「試験に出る石川県・富山県」のロケに出たが、ゼミナール生の安田顕が最終試験で満点を取れなかったためゼミナール校長大泉洋は自らの不明を恥じ受験生の合格を祈願して今年もお遍路装束に身を固め2回目の四国八十八ヵ所のロケに出た。ところがロケ終盤のある晩。とあるお寺で撮影中にカメラのアラームが鳴る経験のないトラブルに見舞われた。車に戻ってカメラをチェックしてみると不思議なことに映っているはずの大泉洋の映像が映っていない。こんな経験は初めてだったがカメラトラブルだろうと大泉洋とディレクター2人は再度境内に戻って撮り直し、多少ビビりながら八十八番札所まで巡りきって札幌に戻り、無事に放送を終えた。だが、あの夜。映っていなかったはずの大泉洋の映像は、実際には映っていたのだ。このときの不可解な真実をもとにドラマは構想されることになる。「四国R-14」は「水曜どうでしょう」のこれまでの旅と違ってフィクションだが、フィクションでありながらこのドラマもまた「水曜どうでしょう」の歴史の中で生まれたもうひとつの旅だったかもしれない。
他にチームナックスの超爆笑メイキング映像もカップリング。ご期待ください。
今やテレビで見ない日はないほどの活躍を見せるTEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)が5人揃って本格的にテレビに、しかもバラエティー番組に初登場した記念碑的な作品です。
放送当時は「怖すぎて見れない」などと言われ、回を追うごとに視聴率が降下したほどですが、 その意外な結末を知ったらあなたもきっと涙するはず。若かりし頃の5人の熱演を通してドラマを楽しんでください。
今回のディスク化にあたっては、その前後に放送された特別番組「四国R-14を100倍楽しむ方法」「メイキングオブ四国R-14」も収録。放送当時の雰囲気をそのまま味わっていただけるパッケージです。
いずれもしばらくの間、再放送すらされていなかった貴重な映像の数々です。是非、ご覧ください。
文:嬉野 雅道


[出演]
大泉洋(大沼役)  森崎博之(藤木役)  音尾琢真(上島役)
戸次重幸(秘密です)  安田顕(編成部小宮役) ~以上TEAM NACS
小野優子(上島の妻役) ~元HTBアナウンサー

[脚本]
嬉野雅道(「水曜どうでしょう」ディレクター) [撮影]
鈴木武司 [監督]
藤村忠寿(「水曜どうでしょう」ディレクター)


【封入特典】「四国R-14 補遺」

嬉野ディレクターが放送後、密かに執筆し、そのまま22年間秘匿され続けていた短文。このたび廃棄寸前のパソコンから発掘。

【仕 様】
DVD 2枚組
特典映像&副音声解説付
本編総再生時間 :196分

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