水曜どうでしょう第27弾「釣りバカグランドチャンピオン大会 屋久島24時間耐久魚取り対決」DVD

4,378 (税込)

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2002年5月。
水曜どうでしょう6年の旅の中で釣りバカチャンピオンの栄誉に輝いた男たち4人が「最高の釣りバカ」グランドチャンピオンを決めるべく世界自然遺産の島、屋久島に集合して、釣りバカグランドチャンピオン大会24時間耐久魚取り対決を敢行した。

4人はまず熱帯魚を掴み取りし、次に川エビを網ですくいとりながらなぜか川にはまっての大奮闘。
そして午前10時の対決開始からやっとのことで半分が過ぎたその日の夜の10時半、いよいよ新栗生橋の上で第3ステージの「夜釣り」対決が始まった。
釣れちゃって釣れちゃって大よろこびの安田さんミスターさんを横目に、開始から5時間、橋の上から糸を垂らしっぱなしの大泉洋の竿には1匹の魚も掛からない。
なのに第三ステージ終了までの残り時間はわずかと迫った。
大泉洋はそのとき、自分の苛立ちを小学生のケンカに見立て、とつじょ小芝居を始めるのだ。
キッカケは深夜の新栗生橋の上から安田さんが釣った魚を川にボチョンとリリースしたことからだった。
「おまえよー、釣った魚ボチョンて落とすなよ。集まってる魚が逃げるだろう?」
大泉洋は不機嫌な小学5年生のていで安田顕にイチャモンをつけ始める。
その瞬間、安田顕はイジメられっ子に見えてきて、音尾琢真には大泉の腰ぎんちゃく的な子分キャラが憑依する。
「おまえなんだ?宮浦小のやつか?おまえ、3組のおんか?」「あれ?それ栗生んじゃね?」
「そのジャージ栗生んじゃね?」と数々の名セリフを生み出しながら、釣り対決とはまったく関係のないその小芝居がむしろ誰もが忘れられない思い出の名シーンとなっていく。
見るものは大泉洋の見立ての面白さに乗せられて、彼ら4人がことごとく小学5年生に見えてしまうのだ。
「おまえ、宮浦のみすたーか?」「おまえ本当にオレらと学年同じ?」「ミスターくん絶対5年じゃねーよ」
「ミスターくんタバコ吸ってんじゃん!くわえタバコじゃん!」のコメントの当たり前さが、なのになぜだかいちいち笑えてしまう。

「釣りバカグランドチャンピオン大会 屋久島24時間耐久魚取り対決」。
この旅の裏側を流れていた雰囲気は、文字通り番組に関わったものたちが番組の終わりをそれぞれ静かに噛み締めた朗らかな卒業旅行のようなものだったかもしれない。
そして、この企画が放送された2ヵ月後、「水曜どうでしょう」は、6年間続いた番組に幕を閉じた。 (嬉野D談)

【仕様】

片面2層2枚組、ドルビーデジタル、特典映像&副音声解説付
総再生時間 :250分(予定)

【特典映像】・未公開映像

【商品番号】HTB-0138-139 G00950

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